AQUOS Sense3のSIMフリー版「SH-M12」という選択肢
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皆さんはスマホを選ぶ時の基準はなんでしょうか?
画面の大きさや電池の容量などのほかに処理速度の速さや保存容量、メモリの容量など、検討する要素がたくさんありますね。
今回、シャープのSIMフリースマートフォン「AQUOS Sense3 SH-M12」を購入しましたのでレビューしてみたいと思います。
キヤリア版のAQUOS Sense3と何が違う?
docomoなどのキャリアからもAQUOS Sense3が発売されています。
docomoは「SH-02M」、au系では「SHV45」という型番です。
処理能力や保存容量などは同じですが、「SH-M12」はSIMフリーになっていることとDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応している点が異なります。
※UQモバイル版と楽天モバイル版SIMフリーです。
付属品にも違いがあります。「SH-M12」には急速充電規格USB PDに対応した充電アダプターが付属しています。
キャリア版には付属していませんのでお買い得ポイントですね。
SIMフリースマホ「SH-M12」の特長
おもなスペックは以下の表のとおりです
OS | Android 9 Pie(2年間アップデート確約) | ||
サイズ | 約147mm×約70mm×約8.9mm | ||
質量 | 約167g | ||
バッテリー | 4000mAh | ||
ディスプレイ | 約5.5インチIGZOディスプレイ
フルHD+ (1,080 × 2,160) リッチカラーテクノロジーモバイル |
||
カメラ | アウトカメラ | 標準 | 有効画素数 約1,200万画素 CMOS 裏面照射型 |
F値 2.0[広角83°焦点距離24mm相当] | |||
広角 | 有効画素数 約1,200万画素 CMOS 裏面照射型 | ||
F値 2.4[超広角121°焦点距離18mm相当] | |||
インカメラ | 有効画素数約800万画素 CMOS 裏面照射型 | ||
F値 2.2[広角86°焦点距離23mm相当] | |||
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 630(SDM630)2.2GHz(クアッド)+1.8GHz(クアッド) | ||
メモリ | 4GB | ||
ストレージ | 64GB | ||
防水・防塵 | IPX5/IPX8(○)/ IP6X | ||
SIMカード | nanoSIM×2 DSDV対応(1基はmicroSDXCカードスロットと排他利用) | ||
NFC | おサイフケータイ対応 |
とにかく電池が長持ち!大容量バッテリー&IGZO液晶
SH-M12に搭載されているバッテリーは4000mAhです。これはかなり大きな容量です。例えば本体サイズがSH-M12と同等のiphone11proのバッテリー容量は3046mAhで1000mAh近く上回っています。
これにSHARP独自のIGZO液晶の省エネ性能も加わって、かなりの電池持ちを実現しています。
実際購入して2ヶ月使ってきた感覚としては、LINEやYouTubeなどそれなりに使っても毎日充電する必要はありませんでした。
感覚的には2日は持つけど、3日は厳しいといった感じです。
カタログでは1週間の電池持ちをうたっていますが、相当なライトユーザーでないと1週間はさすがに厳しいと思います。
標準と広角の2つのカメラを搭載
背面を見るとレンズが2つ並んでおりデュアルカメラであることがわかります。
写真や動画を撮るとき切り替えることで標準か広角を選ぶことができます。
実際に撮影した写真を貼っておきます。
いかがでしょう?同じ場所から撮影した写真ですが、広角のほうがより広い画角を納めることができますね。
ただし、広角は歪みが発生してしまうので用途に合わせて切り替えましょう。
DSDV対応で2枚のVoLTE SIMで同時待ち受けできる
このスマホはSIMカードを2枚同時に挿入できるようになっています。(microSDと排他利用)
別々の回線(別々の通信会社)を1台のスマホで利用可能です。
どんな使い方ができるのか例をあげると、
◆ケース1
「SIM1」に仕事用の電話番号の回線、「SIM2」にプライベート契約の電話番号回線で2台持ちのわずらわしさから解放!
今までは仕事用とプライベート用2台の携帯も持ち歩いていた方は、この機能を使うと1台のスマホで2つの電話番号を同時に待ち受けることができます。
着信時にどちらの番号宛に電話がかかってきているかわかるようになっています。
本当は着信音までそれぞれのSIMで切り替えができればうれしいんですが、それらしき設定ができませんでした。
発信するときはどちらのSIMで発信するか確認が表示されます。
◆ケース2
大手キャリアのSIMを通話専用にして、格安SIMを通信専用にする。
最近では格安SIMと呼ばれるMVNO業者でも24時間通話し放題のオプションサービスが提供されるようになってきましたが、docomoなどの3大キャリアで24時間通話し放題のサービスを使っている方も多いと思います。この大手キャリアで大容量の通信ができるプランを選択するとどうしても割高になってしまいます。
そこで、通話はキャリアのSIMを使用して、通信のみを格安SIMの大容量プランを選ぶという使い方も可能です。
「SH-M12」の設定画面を開くとどちらのSIMで通話メインにするか、通信メインにするかを選択することができます。
「AQUOS Sense3 SH-M12」はこんな人におすすめ
AQUOS Sense3 SH-M12
- とにかくバッテリーの持ち重視の人
- 防水、防塵やおサイフケータイ対応がいい人
- 携帯電話2台持ちを解消したい人
- 広角レンズカメラを使ってみたい人
- 3Dグラフィックメインのゲームをあまりやらない人
このスマホは3Dグラフィック処理を余裕でこなすほどのCPU(GPU)が搭載されていませんので、3Dグラフィックを多用するゲームには向きません。
格安スマホ入門といった性能ですが、ゲームメインンで考えないのであればバランスのいい機種だと思います。
このスマホのデビューは動画でも紹介しています。
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