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Rakuten UN-LIMIT2.0をいろいろな端末で設定して使ってみる【Apple iPhone8(6s/7/x)編】

楽天モバイルの自社回線「Rakuten UN-LIMIT」ってどんな端末でも使えるの?【Apple iPhone8(6s/7/x)編】

目次

いよいよ第4の携帯キャリアとして楽天モバイルが2020年4月8日に正式サービスをスタートしました。

スタートダッシュのキャンペーンとして300万回線限定で1年間無料で利用できたり、事務手数料負担分が楽天ポイントで還元されたりといろいろな注目ポイントがあります。

今回、実際に「Rakuten UN-LIMIT」を契約しましたので、手持ちのいくつかの端末で動作検証をしてみました。

 

検証を行ったのは、

ASUS ZenfoneLive(L1)ZA550KL

SHARP AQUOS sense3(SH-M12)

・Apple iPhone8(本記事)

NECモバイルルーターAterm MP01LN

の4機種です。(それぞれのリンクからページにジャンプできます)

 

検証の前に楽天モバイルについて少し解説させていただきます。

楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」ってどんな特徴がある?

Rakuten UN-LIMITは次のような特徴があります。

■月額使用料2,980円のUN-LIMITプラン1種類だけ

通信量や通話量によるプラン分けはありません。UN-LIMITプラン1つだけです。

通信も通話(専用アプリが必要)も使い放題。後発のキャリアだけにかなり攻めた料金プランで勝負しにきてきますね。

楽天モバイル公式サイトはこちら

 

■楽天エリア(自社回線)では高速通信使い放題

正式サービスを始めてから日が浅いこともあり、今のところ楽天モバイルが自社で通信エリアをカバーしているのは「東京」、「大阪」、「名古屋」、「京都」、「神戸」など大都市圏のみですが(2020年5月現在)、高速通信が無制限で利用可能です。

※通信量が1日10GBを超えると3Mbpsの速度制限がかかります。

 

■パートナー回線エリアでは5GBまで高速通信可能。超過後は1Mbpsの速度制限

前述の通り楽天モバイルが自社でカバーしている通信エリアが狭いので、自社でカバーできないエリアはau回線網をパートナー回線エリアとして利用します。

その場合の高速通信容量は5GBの上限があります。5GBを超えた場合は1Mbpsの速度制限がかかります。

今のところ、大半のユーザーがパートナー回線エリアで通信を行うことになると思いますが、「1Mbpsの速度制限」というのが意外と使えます。

正式サービス開始までは128kbpsの速度制限だったので正直あまり使えないサービスだなって思っていましたが、2020年4月8日に「UN-LIMIT2.0」が発表され1Mbpsの速度制限に緩和されました。

1MbpsならSNSはもちろんのこと、YouTubeなどの動画配信も画質設定次第で十分視聴できます。

 

■音声通話、SMSは無制限使用可能

専用アプリを利用することで音声通話もSMSも使い放題になっています。通信も通話も無制限、「UN-LIMIT」というわけです。

ただし専用アプリ以外から発信すると30秒で20円の料金が発生しますので注意が必要です。

 

■300万回線限定で1年間基本料金無料

Rakuten UN-LIMITは現在(2020年5月時点)、契約後1年間プラン料金が無料になるキャンペーンを行っています。また、契約時事務手数料が3,300円かかりますがこれも楽天ポイントで全額キャッシュバック。実質無料で1年間使えます。かなりお得だと思いますのでお試しで契約するのもありだと思います。

楽天モバイル公式サイトはこちら

 

Apple iPhone8でRakuten UN-LIMITが使えるか試してみる(iPhone6s・7・Xも同様)

公式ではiPhoneシリーズは2020年5月現在、楽天モバイルUN-LIMIT非対応となっています。

そのため通話、SMSの専用アプリである「楽天Link」もiOS版はリリースされていません。

ですが、設定を行うことでiPhoneでもRakuten UN-LIMITのSIMでインターネット通信を行うことができます。

 

iPhoneXR以降のシリーズでは簡単な設定でRakuten UN-LIMITのSIMが利用できる

iPhoneXRや11、新型SEなどはAPN設定を行うとRakuten UN-LIMITのSIMでインターネット通信ができるようになります。ただし、パートナー回線エリア内ではSMSの送受信ができないようです。

iPhoneX以前の端末ではAPN設定の前にそもそも「圏外」が表示され、Rakutenの電波をつかむことすらできません。

 

iPhone6S、iPhone7、iPhone8、iPhoneX、iPhoneSE(第一世代)でもいろいろ設定をすればRakuten UN-LIMITのSIMが使える

上記の通り、SIMを挿しただけでは電波すらつかむことができない旧型iPhoneですが、6s~Xまでの機種は設定次第で使えるようになります。

この裏技的な設定方法は「しゅうブログ」さんがまとめていらっしゃいますので詳細はそちらをご確認ください。

僕はiPhone8をもっているので、最初は内心半信半疑で設定を行いましたが本当にiPhone8で楽天モバイル回線が利用できるようになりました。

音声通話の発着信やSMSの送受信も可能です。SMSはパートナー回線エリアでも可能です。

設定を行うにはパソコンも必要になりますので、少しハードルは高くなりますがやること自体はそこまで難しくありません。

一応、簡単に手順を書き出すと、

  • 設定済みのプロファイル構成を削除する。
  • APN作成ツールを使って、「rakuten.jp」のAPNプロファイルをインストールする。
  • Windowsのコマンドプロンプトを使って、iTunesの設定を変更する。
  • iPhoneの設定を開いて「iPhoneを探す」をオフにする。
  • Phone本体に合わせたキャリアデータファイルをダウンロードする。
  • Phoneをパソコンに接続してiTunesからキャリアデータを適用させる。
  • 「iPhoneを探す」をオンに戻す。

すべて設定するとRakutenの電波をつかめるようになります。

これは楽天モバイルもAppleも保証しない方法ですので、もしやられる場合は自己責任でお願いします。

万が一うまくいかなかったり、元に戻せなくなっても責任は取れません!!

 

無料通話アプリが利用できないため、音声通話やSMSは有料

Rakuten UN-LIMITの特長の一つに音声通話無制限、SMS無制限がありますがこれには専用のアプリ(楽天Link)が必要になります。

楽天LinkはAndroid 版しかリリースされていないため、通常の音声通話発信となります。音声通話は30秒で20円です。着信専用であれば問題ありませんが、発信が多い人は今のところAndroidスマホを使ったほうがよさそうです。早くiPhoneでも無料通話アプリが使えるようになるといいですね。

楽天モバイルの公式ページ

 

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よしちゃそ

昭和53年生まれのアラフォー世代。   19歳から5年間パソコン専門店に勤務、その後営業職を経て現在はフリーランスとして   個人事業主として生計を立てる。   家族は20歳、16歳、11歳、8歳、2歳の子供と奥さんの大家族!!   実は子連れ同士のステップファミリーです。

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