直感的に工事写真帳が作成できるわかりやすい操作性がポイント
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建築や土木などのお仕事をはじめ、世の中のお仕事には依頼主さんに「報告書」や「工事写真」を提出する場面が多々あります。
工事や作業の写真を依頼主さんに提出するとき、どうやって作成していますか?写真を現像してフォトブックに1枚ずつ挿し込んで内容を手書きして・・・という方はほとんどいないと思います。
エクセルで張り付けて作成という方も中にはいるかもしれませんが、専用のアプリ(ソフトウェア)を利用すれば作業効率は格段に上がり大幅な時間短縮が可能です。
今回はそんな工事写真作成の支援ソフトの1つ「サクサク!工事写真メーカ-8」を紹介します。
工事写真作成に特化したシェアウェア「サクサク!工事写真メーカー8」
工事写真を作成できるソフトウェアはいろいろ出回っています。総合的に現場管理までできるものや写真の管理・編集ができるものなど本当にいろいろあり、初めて工事写真作成ソフトの購入を検討されている方はどれを決め手に選べいいのかわからないと思います。
サクサク!工事写真メーカー8は工事写真の作成、印刷だけに特化したソフトウェアで、それ以外の機能はほとんどありません。初めて使う人でもシンプルで簡単な操作方法で工事写真帳を作成することができます。
1つのソフトで2種類の工事写真提出方法に対応
デジカメが普及する前の工事写真といえばフォトアルバムに現像した写真をさし込んで写真帳を作っていくのが一般的でした。
デジカメの普及に伴い、工事写真帳はパソコンで作成・編集されるようになり効率的に仕事を進められるようになりました。
2001年を過ぎたあたりから国土交通省が「電子納品」というガイドラインを作成し、土木工事をはじめ業種によってはこの「電子納品」形式で工事写真を提出しなければならなくなりました。
「サクサク!工事写真メーカー8」は印刷して提出する「工事写真帳」形式にも「電子納品」形式にも対応していますので、提出する形式によってソフトウェアを使い分ける必要はありません。
サッと簡単に工事写真帳を作成「工事写真モード」
工事写真モードではフォトブックに写真を挿入していくイメージで写真帳を作成していくことができます。
写真はWindowsのエクスプローラーからドラッグアンドドロップしてもいいし、アプリの中でも写真が保存されているフォルダーを参照することができます。
それぞれの写真には説明文を入力することができます。この説明文はフォントや色を変更して飾りつけを行うことができます。
ほかにも、写真帳の表紙を作ったり写真に直接線や文字を書き込むなどの機能、PDF出力のサポートなど写真帳を作る上で便利な機能が備わっています。
今後の記事で工事写真モードの詳しい操作方法などを紹介しようと思っています。
国土交通省のガイドラインに準拠したデータが作成できる「電子納品モード」
もう1つの写真帳出力形式は「電子納品モード」です。
電子納品要領は公共性の高い工事の工事写真を提出する際、業務の効率化を目的として国土交通省が策定しました。
「サクサク!工事写真メーカー8」では次の電子納品要領に対応したデータを作成、出力可能です。
対応している電子納品要領
- 工事完成図書の電子納品等要領 平成31年 3月
- 土木設計業務等の電子納品要領 平成31年 3月
- デジタル写真管理情報基準 平成28年 3月
※電子納品要領は「一般土木」、「電気通信設備編」、「機械設備工事編」に対応しています
サクサク!工事写真メーカー8の動作環境、価格
サクサク!工事写真メーカー8はWindows10かWindows8.1が動作するパソコンで使うことができます。
30日間お試し使用ができるシェアウェアですので、継続して使用する場合はライセンスの購入が必要です。
お試し期間中の機能制限はありませんので、すべての機能を試すことができます。
また、作成したデータはもちろんライセンス購入後も読み込むことができます。
ベクターを経由して支払い、登録をする場合
価格:3,410円(消費税・決済手数料込み)
ベクターでライセンス登録を行うメリットは2つあります。
・ライセンスの即時発行
・クレジットカード決済が可能
決済確認からライセンス発行までをベクター側で自動的に行ってくれますので決済後すぐにライセンスキーが発行されます。
ベクターのサイトから決済可能です
銀行振り込みで支払い、登録をする場合
価格:3,000円(振り込み手数料別途)
ソフトウェア作者に直接銀行振り込みで送金を行う方法です。
振り込み後にメールを送信して、送金確認後にライセンスキーが発行されますのでキーが発行されるまで1~2日かかります。
メリットとしては振込手数料を含めてもベクターで購入するより若干安くライセンスを購入することができるというところでしょうか、、
送金方法等はソフトウェアダウンロード後に確認してください。
ベクターからダウンロードして30日間無料試用ができる
ソフトウェアはシェアウェアになっていますので、自分のPCで正常に動作するかや操作性が自分に合っているかなど購入前に予め試すことができます。
こちらのベクターのサイトからダウンロード可能です。
まとめ
いかがだったでしょうか。昨今、いろいろな職種・現場において工事写真を提出するというのは一般的になっています。
僕も自宅の床下の白アリ対策をやってもらったとき、依頼しなくても作業写真を出してくれました。写真があると安心感や信頼度が上がりますね。
今回は工事写真台帳を簡単に作成できて、電子納品形式の工事写真データも作成できる「サクサク!工事写真メーカー8」をご紹介しました。
今後の記事では「工事写真モード」と「電子納品モード」それぞれの特徴や使い方を詳しく解説していきたいと思います。